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「 許可 」 より 「 許し 」 [常時の静事(考える話)]

数日前の6月6日
イギリスにある
ブリッジ・ファーム・スクール。

学期間休みの後、登校してきた
子供たちが学校の遊び場の壁に
落書きのようなものを見つけ、
報告を受けた管理人はそれを確認し、
絵を消そうと思った。




schoolb.JPG




棒線画で描かれた子供が
燃え盛るタイヤを棒で転がしている。




この学校はハウスに、アーティストの
バンクシーにちなんだ名前をつけていた。
そして、その壁画には手書きのメッセージが
添えられていた。




schoolb (3).JPG



手紙をありがとう。
そして私にちなんでハウスに
名前をつけてくれてありがとう。
絵を受け取ってください。
もし気に入らなければ遠慮なく
描き足してください。
先生たちも気にしないでしょう。
いつだって許可をもらうより、
許しを得る方が簡単だと
覚えておいてください。
愛をこめて

バンクシー







schoolb (2).JPG




小さな絵が数千万円で売れてしまう
アーティストだからこそ、メッセージに
重みがあるが・・・
法律上、行動は器物損壊?

その辺がアーティストらしい。
確かにこの絵、素晴らしいとしか
言いようがない。

なにせ手紙にはメッセージだけでなく
今後起こりうるトラブルや扱い、
問題に対しても
優しい配慮が感じられる。


「 許可 」は得ていないが
「 許し 」 は得た。

さすがは人類を代表する芸術家。


banksyyougisha.jpg
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