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将来は自分でしっかり考えなさいね。 [常時の静事(考える話)]

私はバスに乗っていた。

途中、赤ん坊を抱いた女性と
元気そうな小4ぐらいの
少年が乗ってきた。
家族3人と思われるが、赤ん坊を
抱いている母親が大変そうなので
私は母親に席を譲った。



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すると母親は兄と思われる
元気そうな小4くらいの子供を
私が座っていた席に座らせた。
そして自分はひとつ空いていた
一番後ろの階段の上の席に座り、
満席になった。

「あれ?自分は赤ん坊を抱えたまま
わざわざ後ろの大変な席に行くのか。
俺は子供に席を譲ったわけではない
のだが・・・。」

「甘やかしてるなぁ。しかし他に
何かしらの事情があるのかもな。」

私はそれくらいの
軽い気持ちで見ていた。

次のバス停で80歳くらいの
老人が乗ってきた。

子供は私が母親に席を譲る姿も
先ほど見ていたし、座っているのは
私が譲った席だ。

しかし、老人に席は譲らない。
老人は少年の真横に立っている。

この母親の教育は大丈夫か?
この子供が大きくなって、
自分で考えてシッカリと
自分の考えで行動できるのか?

そんなことを考えていると、
教育できない母親に対しての
不快感が起こってきた。

親がそうなら子もそうなる。
そんな連鎖が続く気がして
悲しくなってきた。

『なぁ、キミ。オレはキミの
お母さんに席を譲ったが
キミはご年配の方に席を
譲らないみたいだね。
どんな理由があるのかな?』

と少年に言おうかと思ったが、
降りるバス停に到着してしまった。

モンスターペアレントに
何を言われようが、確認したかった。
あの子供の将来の
『思いやりの心』のために。

何かスッキリしないまま
バスを降りた。

きっと少年には
バスの下段フロアの
一等席に座らなくてはならない
特別な事情があったに違いない。

とても元気に見えたが。


・・・・・・・・・・・


福井県の人間の多くは、
満員の電車でも自分の隣の席に
荷物を置いて2人分のスペースを
占領する。
渋谷に30年住んでいた私からすると
とても不思議な光景だ。

電車で三時間移動しただけで
エスカレーターの乗る位置や
食べ物の習慣、文化の違いが
真逆になる。

『常識』って何なのだろう?


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